7月ドル円相場は米国株式市場の異変に厳重注意

早いもので2017年も半分が過ぎ去り後半に突入しようとしています。
6月は予想以上にはっきりとした方向感がなかった相場状況が続きましたが、この7月については特にドル円にとっては米国の株式市場の動向に最大限の注意が必要になってきています。

株式相場下落のアノマリーが目白押しの7月

米国の株式市場はリーマンショック後この7月で実に97ヶ月の景気拡大が続く状況となっています。
過去の平均でも58ヶ月ということになりますから、この想像以上の中央銀行による金融緩和政策の実施に起因する景気の拡大時期の長さは過去の伸びを大きく上回る状況で、ある意味ではいつ相場が大きく下落してもまったくおかしくない時期にさしかかってきていることがわかります。
そんな中でこの7月という時期は異常に様々な相場下落のアノマリーが集まりあっており、どれがきっかけとなっても米国の株式市場は大きな下落を示現するリスクが非常に高まってきているのです。

まず米国では大統領が交代した年は毎回6月まではなんとか株式相場は上昇をキープすることができていますが、7月にはいるとほとんどが大きく下落することになり、とくにそれが民主党から共和党の大統領へと政権が移行した際には大きな下落としてあげられることが分かっています。
これは明確な原因がわからないためアノマリーなどと呼ばれていますが、政権が掲げる政策に変化がでることが微妙に市場に影響を与えれいることは間違いないようで、相当な注意が必要です。

また7のつく年の夏場に暴落が置きやすいというアノマリーも存在します。
確かに過去40年ぐらいを思い起こしてみても7のつく年はブラックマンデーやアジア通貨危機、サブプライムローン問題などが起きており、暴落の原因が夏に顕在化することが多いのは気になるところで、7月に暴落が起きると決まったわけではありませんが、こちらのほうがさらに注意が必要な状況となっています。

相場の末期には大きく上昇するがBIG5銘柄では既に終了した可能性も

株式市場や商品相場ではバブル相場の末期には大きく相場が上昇して終焉を迎えることが多くなりますが、足元のNYダウやNASDAQは指数全体としてはじり高が続いています。
しかし、相場を牽引している大型IT値がさ株であるBIG5のアマゾン(AMZN)、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、フェイスブック(FB)などは市場の平均上昇を大きく上回る状況から下落に転じており、一旦値を戻す動きにはなっていますが、既にピークアウト感が強くなっています。こうなるとすでに米国株式市場は大きく走ってしまったあとの可能性もあり、かなり注意が必要な時間帯にさしかかってきているといえます。

6月末段階でも既に株式市場の下落にドル円はつられる動きに

ドル円1時間足6月の動き

ドル円1時間足6月の動き

基本的にはドル円は米国の10年債金利にかなり連動した動きを見せてきましたが、6月については金利が下落しなくても株式相場の下落のほうに連動して下げる動きを見せ始めており、米国の株価動向についてはここからのドル円相場の動きに影響を与えるものとして通常以上に注意が必要となります。
この夏の相場暴落は徐々にその外堀が埋まり始めており、様々な兆候が感じられるようになってきていますが、こればかりは7月中に起きるものなのか8月か、9月にこぼれることになるのかはまったく分かりません。

したがって常に下落に備えてドル円をショートだけ保有するなどということはさすがにできませんが、ロングをとるときにはできるだけ短時間で利益を確保して決済するとか、相場を見ていられない状況ではかならずストップロスを入れて大きな下落に巻き込まれないようにするといった当たり前の準備を怠らないようにすべきです。
暴落が起きますと多くの個人投資家は資金を失ってここ一番の絶好の購入機会に利益を確保することができないのがほとんどです。それを避けるためにも闇雲に証拠金を減らさない努力を常にしておくことが必要です。


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