短期投機筋の買いがまき戻りいよいよ夏の閑散相場突入か!?

7月に入ってドル円もユーロドルもその掛け合わせ通貨であるユーロ円も投機筋と思われる買い仕掛けでえらく上昇しましたが、米国でのイエレン議会証言を受けて大きく売り込まれてしまい、翌日の米国の経済指標の悪化からまさかのドル円112円台下落となってしまいました。
当然ユーロ円も大きく売り込まれ、ユーロドルだけがドルの下落とのコントラストから上申するという展開になっています。

しかし相場はすでに夏枯れムードがかなり高くなっており、ドル円がすんなりここから戻してくるとも思えず、今週は手の出しにくい動きが継続しそうな気配になりつつあります。

JPモルガン・ダイモンCEOの微妙な発言にマーケットは大注目

JPモルガン・ダイモンCEO

JPモルガン・ダイモンCEO(Photo bloomberg)

7月11日パリの会議に登場したJPモルガンの会長でもあるダイモンCEOは
「このような量的緩和(QE)は過去に例がなく、このようなQEを巻き戻した経験もない。従って、これがリスクを意味するかもしれないことは明らかだ。かつて経験したことがないからだ。」
と語り市場の注目を集めています。

米国だけでも500兆円を越す保有資産の巻き戻しにこれまでQEにならってきた各国中銀が一斉に巻き戻しに習ううごきをとればダイモンCEOが指摘するように、人々が考えているよりも大きな混乱をもたらすかもしれないのは明らかで、米国を代表するメガバンクの経営者だけに暴落という言葉は避けているものの、株価が今のまま継続しなさそうであることを示唆する内容であることはどうやら間違いないもののようです。
ダイモンCEOは「われわれはどのように進展するかを正確に知っているかのように行動しているが、実は分からない」とも指摘しており、イエレン議会証言内容をまるで予告するかのような発言も行っており、足もとではすっかり落ち着きを払ってじり高となっている米国の株価にインパクトが及ぶことを非常に危惧している様子です。

ゆっくり資産縮小すれば大丈夫というイエレン発言はうそか?

FRBイエレン議長は先ごろの上下両院議会証言においてまず月額で100億ドルペースで資産の縮小をはじめ、その後月500億ドルのペースにまで縮小額を段階的に増やす計画を示しており、上下両院の議会証言でも比較的小さいものになるから多少の金利の上昇はあると思うがなんら心配はないことを繰り返し強調しています。
資産縮小を9月のFOMC会合で決めた場合、市場では、今年3回目となる追加利上げは12月会合への先送りが想定されており、株式相場も一安心で史上最高値更新となっていますが、各国中銀が半ば気が狂ったかのように資産の買い入れをして、むりやりつくり出してきた過剰流動性相場の行き着いた先が足元の株高継続相場であるだけに、資金をどれだけ引き上げるとどれほどの影響があるかはやってみないことにはわからないのが正直なところでこれにECBの巻き戻しが加われば、コントロール不能のグレードアンワインドが示現してしまう可能性は十分にありそうです。

新債券の帝王であるジェフリーガンドラックはイエレンの胸のうちを
「FRBはこう言いたいんだろうFRBは警告したのだから、責めないでほしい。利上げをするから、資産価格は下がる。株が10月に10%下げても、FRBを責めないでほしい。」
と表現して、資産バブルの警告と捉えているようです。

やはり焦点は米国10年債金利の上昇タイミング

足元では一旦米国の債券金利も下落していますが、こうした米国金融界の要人の見立てが間違っていなければ再度米債の金利は上昇することになり、10年債金利が3%に近づくような場面では株式相場が大幅下落し、ドル円は金利上昇で上値を試してもそのあと激しく下落に見舞われる可能性が高いといえます。

すでに相場は夏の閑散モードになりつつありますが、ここでご紹介したこのようなシナリオが8月までに実行されるかどうかはまだわかりませんが、この夏個人投資家としてドル円の売買に絡む方はやはり下方向への大幅調整の可能性を常に考えた売買を継続することが必要になりそうです。


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