8月FX相場はユーロに注目

6月から上昇に転じたように見えた米国の債券金利はまたしても下落に転じ、ドルは7月最後の週に入って各国通貨に対して前面安という意外な展開になりつつあります。
それとは逆に春先から徐々に上昇しはじめて1.13までしか上がらずに、長くも見合ってきたユーロドルは明確に上値を抜けてきて、大きく上昇しそうな雰囲気になりつつあります。
どうやら8月はユーロ主体の相場展開になりそうな状況といえます。

ドル円は8月にかけて大幅下落のリスクも

ドル円は週明けの月曜日東京タイムで111円を割り込んでおり、この段階ではまだ大きく下抜ける動きは見せていませんが、個人投資家同様投機筋も112円台から上をかなり買い上げる動きがみられ、21日に発表になった18日時点でのCMEの通貨先物市場で、投機筋のドル円のロングは12万6919枚と前回の11万2125枚から1万4794枚増加で2014年1月以来の枚数に膨れ上がっていることから、さらに下落が進むとかなりの投げがでることが予想され、上昇より一段下落になるリスクを考えておく必要がありそうです。

ドル円4時間足100本

ドル円4時間足100本

ユーロが8月に向けてさらに上昇を試すことになりますと、ドル円は一段と下方向を試すという展開も一応想定しておく必要があります。
通常8月相場では米債にの利払いの円転などがでることから、ドル円が下落しやすい時期にあたり特に月の前半は注意が必要になります。
したがってここから108円台に近づくラインまで下落する可能性があることも認識しておかなてくはなりません。

足元では今円高が一方的に大きく売られる材料はほとんどありませんが、通貨の相対的な状況からドル安が進み、しかも米国の債券金利が下落を続けることになればドル円は下値リスクが一段と高まりそうです。
8月が一般的に米国の株価も日本の株価も下落しやすいことからそれだけをとってもドル円は弱含みになりがちです。
一定の底値では買い下がりたくなりますが、迂闊に買いを入れるとさらに下抜けて投げさせられる可能性が高まることには相当な注意が必要です。
例年日本のお盆を越えたあたりで反転することが多くなりますが、それまでは下方向への注意を怠らないことが肝要です。

ユーロドルは大きく反転の可能性も

ユーロドル週足チャート100本

ユーロドル週足チャート100本

20日に開催されたECB理事会では明確にECBが出口戦略に向かうことは示されていませんが、インフレに対する先行きにドラギ総裁がかなり楽観的な姿勢をみせたことから、市場は9月以降本格的に出口戦略に移行するのではないかという期待がかなり高まる結果となり、ユーロドルは久々に1.16を超えるレベルまで上申して週の取り引きを終えています。

ここ2年あまりほぼ1000ポイントから1100ポイントレベルの幅広いレンジで推移していたユーロドルですが、明確に上値を抜けてきたことで、さらに上値を試すことが期待されており、投機筋を中心に買いが進んでいる状況です。
ここから上は1.18に抵抗線がありますが、それを抜ければ1.2の心理的抵抗線、さらにそれも上抜ければ1.25レベルまでの上昇が見込まれる可能性が高くなることから、8月以降はユーロ主体で相場が展開することが予想されます。

国内のFX個人投資家の実に9割近くがドル円での売買をしている市場ですから、ユーロドルについてはなかなか取り引き経験がないという初心者の方も多いことと思いますが、相場には常に旬の通貨というものが存在しますので、もっとも市場のテーマになっている通貨に絡んで売買することが利益にありつきやすい取り引きとなることだけはしっかり認識しておくべきでしょう。
ただ、欧州債券市場はECBのテーパリングなどの動きにかなり敏感に反応することから、欧州債券金利が大幅に上昇しはじめると米国債券金利もつられて上昇することからドル円が戻す可能性もありますので、常に債券金利の動向にもチェックをしていくことが必要になりそうです。


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