8月為替相場のアノマリーについて

いよいよ8月相場入りで今週から本格的に市場参加者も減って夏枯れ相場がスタートすることになります。そんな8月相場ですが、この8月という月には様々なアノマリーが存在することになります。そもそもこのアノマリーというのは明確な原因がないにもかかわらず毎回一定の動きになる可能性の高いものということで、個別のアノマリーの確率は結構異なるものがありますが、一般的にアノマリーと呼ばれるものの場合、やはり70%以上の確率を過去に持ているものが多いため、必ずしも無視できない材料であるともいえるのです。

株価は日米ともに8月下落のアノマリー

市場参加者が減りますと、本来は閑散に売りなしなどとも言われますが、実際にはポジションをクローズして手仕舞うケースも増えてきますので、どうしても株価は8月下落傾向になります。
これは米国のダウもそうですし日本の日経平均も同様になります。最近では株価とドル円との連動性がかなり薄れはじめているのは確かですが、日経平均をはじめとして相場が下落することになりますとどうしてもドル円も押されることになり下値を試しやすくなるというなかなか厳しいアノマリーがあります。

ドル円は単体としても8月下落のアノマリーがある

株価はさておき、ドル円単体でも実は8月に結構強いアノマリーが存在します。
これは、初旬から中盤の日本のお盆のころにかけてよく下落するというものです。
こちらは単純なアノマリーだけではなく多少その理由があるといるのですが、米国債の利払いがこの時期行われることから、それを円転する動きがでて、取引の少ない閑散時に一定のフローが出やすくなることから下落になりやすいという傾向があるようです。
また本邦勢が夏休みで不在になるところを狙ってドル円をあえて下落させる仕掛け売買もでることが多いため、ある程度理由の見えたアノマリーということができます。

ドル円4時間足 昨年8月シーズン

ドル円4時間足 昨年8月シーズン

豪ドル円の豪ドル安傾向

もうひとつ為替で有名なのは豪ドル円の8月アノマリーです。
それまでかなり調子よく上昇してきた豪ドル円でもなぜか8月になりますと急に豪ドル安の展開となって下落することがほとんどになります。
これも明確な理由はないのですが、南半球特有のなにかの需給が発生していることが考えられるようで、実はどこかに明確な理由があるのかもしれませんが、現象的には下落しやすくなることが知られています。

豪ドル円4時間足 2026年8月シーズン

豪ドル円4時間足 2026年8月シーズン

まったくこの時期アノマリーと関係ないのがユーロドル

一方世界的にもっとも流動性が高く夏でも実需のフローがたっぷり存在するユーロドルに関しては、まったく夏場に特別なアノマリーがでることはありません。
やはりアノマリーといってもかなり季節性となにかの因果関係があるものと思われます。

さすがに一定の傾向があるからといって絶対にこうした方向に動くと断定するのはリスクが高くなりますが、そもそも上がるか下がるかが50パーセントずつの確率であるFXにおいて8割以上の確率がある場合には、それに乗ってみるのもひとつの方法ということができます。
とくにドル円と豪ドル円は、かなりこの傾向が強く少なくとも8月の15日前後まではこうしたトレンドが出やすくなりますので、注意して確認してみることをお勧めします。

そもそも8月は夏枯れ相場ですから無理してトレードする必要はありませんが、とれそうなところだけうまくピックアップして売買ができればそれに越したことはないといえます。
本格的に市場に参加者が戻ってくるのは8月も20日すぎぐらいになりそうですが、9月に入ると心機一転相場が大きく動くことになりますので、それまでは休むのもひとつの方法といえそうです。


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